
南海電気鉄道様にて講演させていただきました
2024.05.16
今年の3月、南海電気鉄道(南海電鉄)様にていのちの講演をさせていただきました。
鉄道会社の安全には事故当事者として特別な思いがあるので、こうしてお声をかけていただけることは、本当にありがたいことです。

思えば、私自身鉄道事故によって、心身ともに大きく傷つき、その後多くの苦しみや葛藤を経験してきました。
その後、時間をかけてそれら一つ一つの傷に気づき、認め、受け入れ、癒していく経験の中で気づいたことは、事故の経験はこれまであまり意識してこなかった自分自身の内側に目を向ける大きなきっかけを与えてくれたということです。
また事故の経験は
「人が傷つくとは」や「傷はどのように癒えていくのか」と言った「そもそも人は、どういう生き物なのか」という事を、探求する大きなきっかけを与えてくれました。
(ここでいう傷とは、決して目に見える傷だけを意味するものではありません。また目に見える傷にもその奥には目に見えない傷が潜んでいます)
講演を通して、聴いてくださった皆様お一人お一人が日々絶え間なくあなたの「安全」を支えている自分自身の身体を感じ
身体(心、いのちを含む)の内側に意識を向けるきっかけになるようそんな想いを込めてお話させていただきました。
日々自分自身の内側に目を向け、身体を感じ、身体をいたわることが自分の安全にとっても、社会の安全にとっても何より大切な時間だということを1人でも多くの方が思い出してくださっていたら幸いです。

具体的におすすめしたいことは、一日のはじまり、1日の終わりに、ベッドの上で大きくのびをして深呼吸し、ただ身体を感じる時間をとってみることです。
身体の内側では、私たちがコントロールしようなどと思わなくても、常に私たちを動かし続けてくれている「生命の動き」があります。
身体を感じると、それらに気づくことができます。
息を吸うたびに広がっていく肺、吐くたびに感じる身体の重み、身体の内側で流れる血流、あたたかさ。
身体を感じることで、気づく身体の内側にある「いのち」の存在。
しばし、「いのち」に繋がってそれらの移ろいをただ感じ、味わう時間を自分自身に取ってあげてください。
安全の本質は愛。
それは条件付きの愛ではなく無条件の愛であり
「いのち」そのものです。
身体を感じることで、そのことに気づかせてもらうことができます。
日々お一人お一人が、身体を通して、安全の本質と繋がることが当たり前の社会になりますよう。
聴いてくださったお一人お一人の内側から、愛ある安全が社会へと拡がっていくことを願っています。



この度はありがとうございました。
このご縁がまたどこかで拡がっていきますよう。
